「僕のワンダフルライフ」と「おひとりさま、犬をかう」とロンコちゃん

不老不死の皆さんセイハロー。

Twitterで満足してしまっていて、久しぶりのブログです。もう、どのくらい前になるか忘れましたが、「僕のワンダフルライフ」という映画と「おひとりさま、犬をかう」という本を楽しみました。



「僕のワンダフルライフ」は犬が生まれ変わっていろいろな飼い主のもとで一生をおくる映画。名前は忘れましたが、最初の若者と女性の出会いを軸にしてました。「おひとりさま、犬をかう」は折原みとという有名な少女漫画家さんのエッセイ。読みやすいけど、ちょっと前の幸せな犬の話でした。サクサク進む感じ。そしてロンコちゃんはTwitterともだちのワンちゃんです。

アメリカの犬の映画を見るたびに、アメリカは安楽死が主流なんだなー、と思ってしまうのです。私は別に安楽死を否定しません。なんだったら、日本も人の安楽死を合法化すればいいのに、と思っているくらいの人間です。きわめて倫理的な問題で価値観が個人によって異なるのでむつかしいのですが、選択肢としてあってもよいと思うのです。犬は日本でも安楽死は可能です。

■犬の安楽死について。その費用や方法とは?
https://wanchan.jp/osusume/detail/1785

安楽死の話をアレルギー的にけしからん!とするのはちょっと待ってくれ!と思うのです。日本の価値観的に安楽死は死の商売として忌み嫌われる傾向があります。ブラックジャックのドクターキリコに代表される感じです。いっつもブラックジャックに殴られるキリコ。でも、キリコも安楽死の哲学に至るまでのストーリーがあるのです。

犬の手術に何百万円かかる、でも払えない。とても介護してあげられる余裕がない。そんな時のために安楽死という選択を真剣に考えといたほうが良いと思うのです。天寿を全うするのが一番幸せという価値観を砕いといたほうが視野が広がると思うのです。QOLなんて言葉もありますし。クオリティオブライフとかいう言葉ですね。この場合は犬だけではなく飼い主も含めてです。犬も飼い主も共倒れではだれも救われないじゃないですか。

折原みとさんの本はサクサクと話がすすみ、ワンちゃんも亡くなるときはご近所の犬友達が集まって看取るという最後でした。何か、こんなにうまくいくことないよね、と思ってしまいました。時代背景からして、共働きの家庭が少なかったのかなとも思います。

ロンコちゃんはツイッターで知って、ちょっと前に亡くなりました。結構長く介護されていたみたいで、それでも幸せそうなロンコちゃん家族の様子をツイッターから見ていて不思議な感覚を覚えました。会社の昼休みにロンコちゃんの訃報を知り、涙しました。こんなに悲しいもんかと思いました。そして、ロンコちゃんの飼い主さんとほかの老犬を飼っておられる方、看取った方の話を読んで、老犬になるとまた変わった愛情が芽生える。違ったかわいさが見つけられる。ということを知りました。

私は介護はつらいばっかりだと思っていたので、それは意外な心情でした。介護で違う愛情が生まれることがあるんだ。

かくいうクッキーはというと、その時になってみないとわからないですが、正直、がっつり介護してあげるのはむつかしいかなーと思っているのです。共働きですし。将来的に見ても妻が専業主婦になることはない気がするのです。しかし、実際にクッキーを安楽死させるという選択をとることができるかというと、むむむむむむ・・・・。。。なのです。

これから時間をかけて柔軟に考えられるようにしたいと思ったりしました。

コメント

  1. ロンコの飼い主、さかどんです。この度はロンコがこちらのブログに登場させていただき恐縮です。

    安楽死…なかなかの重いテーマですね…私もワンダフルライフの映画は見たのですが、何だか無理やりなハッピーエンドにシラケてしまい、こんなに社会派的な目線で考えたり捉えたりする事にすら至らず…でした。

    クッキーパパさんは、男性的な左脳で社会派目線でワンコについてのいろんな事を考える側面と、右脳的な愛情に溢れた感性も持ち合わせていて、ある意味悩ましいけど、物事を多角的に捉えて考える方なのだなぁというのが伝わってきました。

    実際に介護の現場というのは、人でも犬でも、愛情だけでは立ち居かないシビアなもので、社会的な事…つまり仕事やお金を稼いで家や家族を支える事とは真逆の事業といいますか…
    合理的なアメリカ人なんかは、そこが全く割りきれているので、ワンコへの尊厳はあるけど、あるからこそ…安楽死、という図式みたいですね…
    最初は私も理解できなかった…

    私はというと、老犬介護は実際に大変でしたが、命…しかも消えゆく運命にあるけど、一生懸命生きようとする命を最後までサポートできて、本当にかけがえのない経験をさせてもらったなぁと感謝しかないのです、マジで。

    それくらい、ワンコといる生活というのは、ワンコから知らないうちに(愛情を与えてお世話しているつもりが、)実は与えてもらっているもんなんだなぁと思うのです🙆

    なので安楽死という選択も、その感謝と尊厳を全うする形のひとつとしてはありなのかなぁと思ったりするのでした。

    とはいえ、秘密結社のお仲間?としては、老犬のほんとのかわいさ、秘密の至福の時間を、沢山の家族の方にも味わってほしいなぁとも思ったり…(^-^)

    長々と失礼しました😉

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