「日本に生まれなければよかった。」というポスターが炎上していたのを見た

クリエイティブはピカソ級の皆さんこんばんは。人類全員絵の天才主義者の飼い主です。



「日本に生まれなければよかった。」というポスターをご存知でしょうか。日本とペット先進国であるドイツと比較したポスターです。パッと見、キャッチーで内容も説得力があります。しかし、私は一応、こういうののロープーなので、情報量の少なさから一般の人が作ったのかな?という気がしていました。情報量がすくないというのは、どこがこのポスターを作ったかわからない、とかなんか企業臭とか団体臭がしないという理由です。

しかし、この「ドイツ殺処分0」は100%そんなの嘘だという人たちに袋叩きにされます。私はこの理由を深追いしなかったのですが、今回、久しぶりに保護犬っぽい話題を書いてやろうと思って調べました。つまるところ、ドイツの行政機関にはもともと殺処分する施設がない。野犬は射殺OKなので森に捨てて殺しまくってる。というのが「ドイツ殺処分0」嘘派の主な根拠のようです。ちょっと探すと外国語のポスターで森に犬を捨てるのはやめよう、というポスターもあるとその画像をアップしているサイトもありました。

確かに、殺処分は0というのはいいすぎかなー。と思う一面もあるのですが、テレビとかで見る分にはドイツの犬事情は日本よりは進んでいて、どっちが先進国かといえばドイツなのです。これははっきり言ってしまえば犬だけではなく、仕事や経済的にも日本が立ち遅れているのです。これ以上ここを深掘りすると完全におっさんの愚痴になるので話を戻します。

閑話休題、このポスターを見て、キーとなっている人を見ると、ただの暇人か図星をつかれて逆ギレしているようにしか見えないのです。よくそんなエネルギーあるな、と。それと底なしの愛国心を感じます。愛国心と言うより日本最高ウェーイ的な無知な感じ。

しかし、調べてみるとこれは、2017年度 新聞広告クリエーティブコンテストというものの入賞作品だそうです。
http://www.pressnet.or.jp/adarc/adc/2017.html
他の作品も見ました。おもしろいものばかりです。個人的にはこれが好きでした。



まあ、そんなところで別に炎上とかどうでも良くなっているわけですが。

しかし、この炎上というのはネガティブに取られがちですが、個人的にはすごく効果的な拡散だと思っています。炎上マーケティングとか言われますが、とにかく話題になると言うことはそれだけで価値があると思うのです。実際、このポスターが炎上してなければ私は目にも止めなかったですし、考えることもなかったでしょう。

そんなことを考えた良いポスターでした。

この記事が詳しかったです。
http://news.nicovideo.jp/watch/nw3224251

コメント

  1. 確かに事実なんだろうなー
    ただ、ここ数年か十数年か分からないけど、日本をダメ出しする意見ばかりだと思うんだよね。
    じゃあどうすればいいの?一人一人に出来ることって何?
    っていうのが重要なわけで。

    日本は不幸な国だから(ドン!)
    先進国じゃないから(はいドン!)
    ドイツすごい(ドイツをほめる俺もすごい!)

    ここずっと。この繰り返しじゃないかな~

    たぶん、この広告は確かに効果的だとしても、根っこにある物質的な貧困とか、政治への無関心と不信とか、本当に世の中を改善する原動力には何の効果もない気がする。
    また今日も一人、日本に嫌気をさすだけで、世界には何の貢献もしていない俺はそこらとは違うぞ~な意識高い系を生みだしてるだけだと思う。

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